話題の近視矯正手術・レーシックには様々な種類があります。角膜を薄く削ってレーザーをあてて視力回復をはかるという基本の手術法は変わりませんが、それぞれ使用する器具や細かい手術方法が変わります。ここでは、代表的な「レーシック」と「イントラレーシック」の違いについて理解しておきましょう。
「レーシック」は最も一般的に行われている近視矯正手術です。マイクロケラトームという機器を使って角膜の表面を削りとってフラップ(フタ)を作り、角膜にエキシマレーザーをあててフラップを元に戻せば完成というものです。一方、その「レーシック」の進化形と言われているのが「イントラレーシック」です。レーシックと同じように角膜にエキシマレーザーをあてるのですが、フラップを作る時にマイクロケラトームではなく高性能のレーザーを使用します。このレーザーはコンピューターで制御されているため、角膜をより薄く確実に削り取ることができます。そのため角膜が薄くてレーシックではフラップを作ることができなかった人でも、イントラレーシックなら安全に手術を受けることができます。
項目 | レーシック | イントラレーシック |
---|---|---|
手術に必要な角膜の厚み | レーシックの場合、平均的な角膜の厚み550ミクロンのうち160ミクロンが必要です。そのため角膜が薄い人や近視が強い人には向いていません。 | イントラレーシックで必要な角膜の厚みは100ミクロンです。レーシックよりも薄いフラップを作成することができるので、角膜の薄い人や近視が強い人でも手術可能です。 |
フラップの強度 | マイクロケラトームを使って作成するため、厚みが一定でなく凸凹になることがあり、強度が不十分な場合があります。 | コンピューター制御されたレーザーを使用するため、厚みが一定で滑らかなフラップができ、強度が高いのが特徴です。 |
執刀医の経験 | マイクロケラトームの使用は熟練の腕が必要なため、手術の出来は執刀医の経験に左右されます。 | コンピューター制御されたレーザーを使用するため、執刀医の経験はあまり問われません。 |
料金 | 両目で10〜20万円が多く、イントラレーシックより割安です。 | 両目で17〜25万円が多く、レーシックより割高です。 |
このほか、イントラレーシックはレーシックよりもドライアイやハロ・グレア現象の発生の確率が少ない、再手術をする人の数も少ないという特徴もあります。イントラレーシックの方が若干割高になりますが、満足度は高い手術方法と言われています。
そもそもレーシック手術を受けられるかどうかは、適応検査を受けてみなければわかりません。レーシックの副作用や後遺症などについてある程度知識を蓄えた後は、実際に検査を受けて、専門眼科医に直接たずねるのが最良の方法と言えます。ここでは、検査・相談が無料の眼科をご紹介しますので、参考に選んでください。
Copyright (C) レーシック手術で視力回復!後遺症・副作用もわかる All Rights Reserved.