レーシック手術は大きな視力回復効果が期待できる近視矯正手術です。最近は、視力回復とあわせて遠視も治すことができるという話もありますが、それは本当なのでしょうか。
遠視とは、遠くの方はよく見えるのに、近くはぼやけてよく見えない状態のことを言います。通常、目に光が入ってくると、角膜や水晶体で屈折して網膜でひとつに結ばれますが、遠視の場合は網膜よりも後方で光が結ばれてしまいます。つまり、光の屈折に異常が起こっているということになります。これは度の強いメガネをかけたような状態と同じで、遠視の人は肩こりや頭痛などを起こしやすいと言われています。
遠視を治療するには、異常を起こしている光の屈折率を変える必要があります。一般的には、遠視対応のメガネやコンタクトレンズで矯正しますが、最近はレーシックで遠視を矯正する方法も注目を集めています。
最近はレーシックで遠視を矯正する方法も注目を集めています。日本では遠視の人は比較的少ないため、レーシック手術で遠視を矯正する人は少ないようです。しかし、最近は海外でレーシック手術による遠視矯正の有効性が多く報告されていることもあり、レーシックで遠視を治したいという人も増えてきているようです。ただし、現段階ではレーシックによる遠視治療には限界があるとされて、遠視の症状が強い場合は、レーシック手術による遠視矯正が難しい場合があります。一般的には、中等度の遠視が限界だと言われています。
遠視矯正レーシック手術と近視矯正レーシック手術はどう違うのでしょうか。近視のレーシック手術は角膜の表面を削り取り、レーザーをあてて角膜の屈折力を弱くすることによって視力回復をはかります。一方、遠視のレーシック手術は、角膜の周りを深めに削ることにより角膜の中心部を盛り上げて屈折力を高くすることによって遠視の矯正を行うものです。
遠視は、一般的には若いころは自覚症状が出ることはほとんどありませんが、40歳代以降に症状が出ることが多く、加齢とともに眼精疲労の原因にもなります。遠視と判断されたら、なんらかの形で遠視矯正治療を受けると良いでしょう。ただし、遠視のレーシック手術については、近視に比べるとまだ精度が高くありません。手術を受ける時はそのようなことも考慮して受けるようにしましょう。
そもそもレーシック手術を受けられるかどうかは、適応検査を受けてみなければわかりません。レーシックの副作用や後遺症などについてある程度知識を蓄えた後は、実際に検査を受けて、専門眼科医に直接たずねるのが最良の方法と言えます。ここでは、検査・相談が無料の眼科をご紹介しますので、参考に選んでください。
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